2013年12月25日水曜日

"いい音"で音楽を聴くという事の本当の意味とは③


CDの128倍の周波数を持つDSDの音と言われても、ま、正直聴いてみないとわからないっていう話なんですが、
もし、DSDや、PCオーディオに興味がある方がいらっしゃったら、最近ですとそういった雑誌も多く出ていますので、
是非、参考にしていただけたらと思います。
私は個人的にもオーディオビジュアル評論家でもある麻倉先生の大ファンですので、
こちらの本なんかは目からうろこでした。
単行本なので持ち歩きも便利ですし、熱中しすぎて最寄りの駅を過ぎてしまったほどです(笑)。

最後に、このハイレゾ音源に関して私がお勧めする理由としまして、
今の時代の音楽の聴き方と言いますか、未来性、発展性が大いにあるところが、非常に興味深いと思っています。
DSDの音を聴けるSACDも今までありましたが、やはりCDというメディアが非常にスタンダードになった事
(なってしまった事)で、その他のメディアが日の目を見れなかった。
しかし、ネットというインフラ、PCのクオリティが日進月歩進化している事で、
より良いものを手に入れられるようになり、また音楽の聴き方も変わろうとしています。

良い音で音楽を聴く事は単に、富裕層の娯楽ではなく、本当の意味でアーティストの音をしっかりと受け止め、
理解し、その音にしっかりと向き合う事の重要さを再認識する事ではないかと思っています。

2013年12月15日日曜日

"いい音"で音楽を聴くという事の本当の意味とは②


毎月スタジオで行っている音楽理論セミナーが、本日もあったのですが、
その中で今日はヘッドフォンや、ポータブル音楽プレイヤーの話を少しさせていただいたところ、
非常に反響があったので、こんなマニアックなネタ(自分が好きなだけですが、、)でも
何か皆さんの役に立てるかも、、と少し思っている今日この頃です(笑)。

先日のブログの続きですが、いい音で音楽を聴く自分なりの理由というところで、
もう少し詳しくお話できればと思っています。

>①いい音を聴く(感動する材料)機材を所有しているという所有感。

これに関しては、車やスマホを所有しているという満足感と同じですね。
購入するという事に関してはすべてにおいて言える事だと思います。

>②自分の好きなアーティスト、音楽を誰よりもより深く知りたいという願望。

例えば、自分が好きな異性がいた場合、出身、年齢、仕事、休日の過ごし方など、
色々知りたくなりますよね?
いい音で音楽を聴くと、普段聴いていた音楽とは違う聴こえ方をしたり、聴こえていない音、楽器、
楽器のニュアンスまで聴こえる事があります。
自分が好きな音楽であればあるほど、もっとよく知りたいという欲求が生まれるのではないでしょうか。
そこに小さいながらも感動を私は感じます。

>③こんな感動する機械(道具)を(人間が)作れるんだという技術力、モノ作りへの尊敬。

私は昔から、建築が大好きで、よくそういった名所に行ったり、美術館に行ったりしてます。
建築とはちょっと違うかもしれませんが、ダムなんかも大好きですね。
楽器も美を追い詰めた人間が作った創造物の賜だと思います。
演奏ですと感動させる”行為”というところがポイントですが、
音楽再生機器などは、ポタン一つで感動させる”モノ”を作れるというところで、
私は感動しますし、人間の果てしない可能性すらも感じてしまいます。

>④音楽を創っているアーティスト、エンジニアへの敬意。

今回のテーマで私が一番言いたいことはこれに絞ってもよいと言っても過言ではありません。
世の中にはオーディオ雑誌も多くありますし、毎日ネットでも色んな意見を拝見させていただいていますが、
どうもオーディオの世界は「自己満足」と思われがちですのようです。
私は長年演奏活動をしてきましたし、レコーディングなどにも携わってきましたが、
世の中に発信するプロのミュージシャンの音楽作り(REC)は本当に真剣そのものです。
一音の違い、ほんのわずかな音のミュアンスなどもプロのエンジニアが長い時間をかけ作りこんでいきます。
圧縮した音源もかなり良くはなっていますが、音を間引いているからこそ、圧縮できているわけです。
私はポータブルプレイヤーに音楽を入れる時も、圧縮は絶対しません。
しっかりと正確な音を聴ける音楽保存形式、再生機器を使い、音楽を聴く事が、音楽を作るミュージシャン、
それを編集するエンジニアの方への敬意だと思っています。
せっかく最高の料理ができたのに、冷めてから食べてもらうのと同じような気がします。
おいしい料理は熱いうちに食べるのが一番おいしいですよね。
残念ながら、前回もお伝えしたように、CDという規格もはっきり言って圧縮です。
本当の意味で圧縮されていない音楽というのは、スタジオマスターのみなのです。
DSDの宣伝をするために今回のプログを書いたわけではないですが、
DSD RECされたDSD音源やハイレゾ音源こそが、今の時代、そのスタジオマスターに近い音源だと思います。
エンジニアがスタジオで聴いた、その音なんです。

作る側も、聴く側もお互いに努力をする事で、その狭間に本当の意味での音楽が作れるのかもしれません。

2013年12月9日月曜日

"いい音"で音楽を聴くという事の本当の意味とは



















KORGが発売した、DSD-DAC(PCで音楽を再生していい音にする機械)が非常に人気があるようで、実際、私もその音を聴きましたが、CDの128倍の周波数を持つDSDの音ってこんなに素晴らしいのかと感動したところです。


簡単に説明しますと、CDという盤はその盤の性質上、その中に納めなくてはならない容量が決まってます。
種類で言うと、PCMという方式なのですが、ここ数年の通信インフラの発展のおかげで、
ネット配信でそのCD以上のクオリティのものを購入する事ができるようになりました。
実際、iPodに入れる時にもCDの音を圧縮してmp3などにしても、そこそこいい音なのに、
CD以上の音ってそんなにいいの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、こればっかりは聴いてもらわないと伝わらないところだと思いますね。


世の中には通称"オーオタ"(オーディオオタク)という方が沢山いるのですが、
(私も少なからずそのうちの一人です、、)
いい音で音楽を聴く感動を受けるには、色んなやり方があり、資金がいくらあっても天井がない世界です。
実際に1000万を越えるスピーカーもいくつもあります。
なので、今までは資金をかけられる方の趣味だったのですが、最近のイヤフォン業界の人気や、
PCオーディオですと安価な機材でもハイエンドな音楽を聴けるようになってきている技術的進歩から、
若い方でもいい音で音楽を聴きたいという需要が非常に高まってきています。

というここまでは前フリなんですが、そのいい音で聴く事ってなんでいいのかという私なりの哲学なのですが、
確かにいい音を聴くと感動しますし、脳内のそれを感知した細胞の分泌も多くなり、
精神的にもよいという研究結果も出ているようですが、私が個人的に思っているのは以下の4点です。

①いい音を聴く(感動する材料)機材を所有しているという所有感。
②自分の好きなアーティスト、音楽を誰よりもより深く知りたいという願望。
③こんな感動する機械(道具)を(人間が)作れるんだという技術力、モノ作りへの尊敬。
④音楽を創っているアーティスト、エンジニアへの敬意。

そのあたりは次回、お話しましょう。