今回はオーディオとは関係ない記事でスイマセン。。
今日、スタジオで村上"PONTA"秀一さんによるセミナーを行いました。
個人的には準備やらで、てんやわんやだったのですが、内容的にとても感動する場面が多々あり、最近演奏する機会がめっきり減ってしまっていた自分でもこの空間にいる事が幸せと心から思えるものだったので、"演奏者"としての個人的な感想を書かせていただきます。
私は幼い頃から電子オルガンを学んでいた事もあり、高校の頃にはフュージョンを手当たり次第聴いていまして、その後その流れでPONTA BOXにも出会いました。
その頃はモダンジャズに興味がなかったというのもありますが、当時のチックコリアのピアノトリオ(デイヴウェックル)や、PONTA BOXのような、ピアノトリオであるにもかかわらずアグレッシブで前衛的な音楽に強く魅かれていた事を今でも覚えています。
もちろん、その後も、佐山さんの頃のPONTA BOXや柴田さんのPONTA BOX、ピンクボンゴもよく観に行っていましたし、ご本人の本も読ませていただいていました。
そういった意味でもPONTAさんは雲の上の存在だったわけで、今回のセミナーも夢のような機会に恵まれたと心から思っています。
前置きが長くなりましたが、今回のセミナー、前半は質問コーナーや演奏家、ドラマーとしてのアプローチ、メンタル的な部分での話で75分。
ドラムは全く演奏されなかったわけですが、これだけでも充分、今回のセミナーの意味があるものだとも思いました。
個人的にはもっとコアな質問があってもよかったんじゃないかなとも思いましたが(笑)。
数々の場面で演奏されてこられたPONTAさんの、その練習方法、アプローチは、本当に細かく、地味なものでした。あれの意味がわかる人が何人いるのかなとも思いましたが、私にはその意味がよくわかりました。
私が高校の時、学内の授業の一環で、元T-SQUAREの和泉さんのセミナーを受けた事がありましたが、その時、和泉さんが言っていたのは、ソの音をまず弾き、その1音をしっかり感じ取れたらまた1音を足していくという、当時の10代の私には全くわけのわからない内容だったのですが(笑)、その意味が今になってわかるのと同じように、本当の意味で「音楽を演奏する」「音を感じる」という部分は今日の内容と、自分の中でリンクした部分が多く、又それは非常に繊細で、一見地味な作業ではあるんですが、一番重要なものなのかなと。
演奏となると、派手に、又はテクニックに走りがちですが、今回のセミナーの内容のような、所謂、一種の「覚悟」という部分での指摘は、本当にPONTAさんならではの視点だなとも思いました。
後は最近特に思う事ですが、普段聴く音楽も、人の演奏を聴くのもそうですが、年齢や経験と共に自分の中で「良い」と思う部分が変わってきます。
それに伴い自分の演奏も変わってきます。
しかし、今回のセミナーでのアプローチは、そんな「音楽の好き嫌い」や「音楽のジャンル」を飛び越えた、すべてに追随するものだなとも思いました。
もっと言えば、普段の生活での人とのコミュニケーションにも関連する事ではないでしょうか。
自分の演奏スタイルに余裕を持つことで、周りの状況をしっかり見る事ができる、とPONTAさんは言っていましたが、まさにそういう事ですね。
しかし、その余裕も日々の練習、経験によって生まれるものなのかもしれません。
最後の演奏でPONTAさんの8Beatを近くで聴けた時は、本当に泣きそうなくらい感動しました。
ハイハットがまるで生き物のように見えました(笑)。
本当にありがとうございました。

0 件のコメント:
コメントを投稿