2014年6月27日金曜日

CDという圧縮音


普段、私たちが聴いている音楽は、恐らくCDか、ネットからダウンロードした圧縮音源が多いかと思います。

音楽制作から、私たちの耳に入るまでの工程を大まかにまとめると、レコーディングスタジオでDAWソフトに録音されたデータをCDにやくために、圧縮しプレスします。

収録した音の周波数(低い音から高い音までの範囲)をみてみると、レコーディングのやり方によっても色々ありますが、スタジオでのレコーディングでは、96kHz/24bit、192kHz/24bitだったりと、非常に広い範囲で最終的にマスターを作る事が多いです。

そしてその後、CDという盤へ、44.1kHz/16bitに圧縮されて製品となります。

人間の可聴範囲(実際に聞えているであろう範囲)は、20Hzから20kHzとされていて、CDもその範囲の音のみを録音できれば良いという定で記録メディアとして作られた所謂、格納庫のようなものです。
例えるなら、家族3人の引っ越しだから1tトラックをレンタルすればいいよね的な発想ですね。

しかし、この人間の可聴範囲の実験データーもかなり昔のものであり、最近ではもっと高い音も聞こえているのではないかという意見も出てきています。

例えば、超高級なオーディオセットでCDを再生しても、確かに綺麗に聴こえるかもしれませんが、出ている周波数的には44.1kHz/16bitという事になります。
しかしハイレゾ音源の場合は、その元となる音楽データがCD以上の広い範囲を再生しているので、CD以上に良い音に聴こえるわけです。

今までにSACDというDSD方式を記録した記録メディアも出ましたが、残念ながら一部のオーディオマニア以上の広がりはありませんでした。
これは、カセットテープからCDに代わるほどの明らかな音の変化と利便性を兼ね備えていなかったためかと思います。
過去にも様々な再生/記録メディアは開発されましたが、一般庶民のスタンダードになったものは、ほんの一握りです。
代表的なのが、レコード、磁気テープ、CD、MD、DVD、Blu-rayですね。

少し話がそれてしまいましたが、日々テクノロジーが進化していけば、音楽録音/記録での技術的進歩も進み、1980年にできたCDも過去のものになるのも必然かと思います。
それが、どこの区切りでスタンダードになるのかというところかと思います。

現在、スタンダードになりつつある”配信”というかたちのおもしろいところは、その配信されているデータ自体にデータ上の音質差があるという点です。

iTunesから配信されている音源はCD以下の圧縮音源ですが、e-onkyoやototoyでの配信はCD以上のハイレゾ音源です。
もちろんハイレゾ音源の方が音は良いですが、コンテンツがまだ少ないという欠点もあります。
(DVDのすべてがBlu-ray化されないのと同じかもしれませんが)

なので、どの媒体で音楽を聴くかという点では、現状は非常に不安定な時代ともいえるのかもしれませんが、逆に言えば、通常のCDと、ハイレゾ音源、又はDSD音源などと、その違いを楽しめる時代とも言えるのかもしれません。

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